このホームページの管理者は代表なので、ついつい代表目線での記述が多くなりますが、このページは会員から送られてきた報告を紹介します。どしどし送って下さい。
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川崎市訪問看護師養成研修の報告
12月6日(木)に川崎市訪問看護師養成研修「家族看護」の講義を田久保さんと蔦沢で務めさせていただきました。訪問看護ステーションや施設、病院に勤務をされている12名の看護師の方が受講してくださいました。特に、午後のグループワークは想像力豊かに、熱いディスカッションが繰り広げられ、ファシリテーターは要らないのでは・・・と思うほどでした。私は、今回、訪問看護の実践事例の紹介を担当しましたが、なんとなく日常の業務として流れていた“看護”もきちんと言葉で説明できるという発見をしました。“情熱的な語り”ができる講師を目指して頑張りたいと思います。(蔦沢)
日本訪問看護財団 認定看護師教育課程 「家族支援概論」報告
日本訪問看護財団主催の認定看護師教育課程「家族支援概論」の講義を12月10日は田久保さんが、11日の午前は富山が講師を務めました。受講者は11名でした。10日はカルガリー式家族アセスメントの講義の後、家族アセスメントPartⅠに掲載されている人工呼吸器をつけて在宅療養をしている4歳の松之助くんの事例を用いたグループワークを行いました。2つのグループに分かれて、事例のジェノグラムとエコマップを描き、事例に登場する家族成員それぞれの苦悩について話し合い、最も苦悩している2者の円環パターンを完成させました。受講者の方1人1人がとても熱心にディスカッションされていて、楽しい雰囲気のなか発表となりました。11日は在宅療養のプロセスにおいて特徴的なアセスメントのポイントをお話した後、富山が訪問看護師として勤務していたときの5つの事例を、家族アセスメントの視点で振り返ることで、家族の捉え方が変化したことについて紹介しました。両日の講義を通した感想として「ジェノグラム・エコマップを描くことで、利用者さんのお宅に訪問した時に、その場にいない家族成員の存在に注目することができ、家族の関係性や支援を検討する上で役立てたい」と、ほとんどの受講者の方々がお話してくださいました。家族看護が全国に広がっていくことを感じられて、とてもうれしく思いました。(富山)