会員の活動報告 2010

新規セミナーの参加者募集を開始しました! 2010年06月07日 01時15分

研修会の案内のページを更新しました。いずれも、初めて開催するセミナーです。
8月のHow to teachセミナーでは、教育関係の皆様からの要望にお応えして、グループワークによる演劇の制作をとおして、CFAM/CFIMの学習をどのように支援するか、そのノウハウを公開致します。
10月には、これまた、要望の高かった「入門のための入門セミナー」すなわち、カルガリー式ってなんなのよ、という方のために、家族システムケア研究会のメンバーによるセミナー(つまり講師は小林ではありません)を参加しやすい費用で開催致します。
さらに!面接技術を高めたいけれど、2日間は休めない!というワーコホーリックな皆様に、1日集中セミナーを開催致します。
家族看護は学んでいるけど、カルガリー式は初めて…という方、そもそも家族看護ってなんなのよという方から、もうカルガリーオタクなんですけど、という方、単に小林のファンという方(?!)、皆様お誘い合わせの上、ご参加下さい。チラシのPDFファイルが必要な方は事務局までご一報下さい。

6月12日は札幌で日本看護研究学会北海道地方会の基調講演があります。「看護職として家族をどのように考えるか」をテーマに小林がお話します。次週、6月18日、19日は沖縄県石垣市県立八重山病院看護部主催の家族看護研修会があります。本島はじめ、各島への中継も予定されているようです。北海道のみなさま、沖縄のみなさま、お目にかかれますことを楽しみにしております!
(小林)

Externship 2010参加してきました! 2010年05月14日 23時10分

5月3日から7日にカナダカルガリー大学で開催されたエクスターンシップに日本から8人で参加しました。今回の参加は本研究会の会員ですが、2人の大学院生とあとは教員でした。日本が最大のグループでしたが、他にカナダ(カルガリー周辺とケベック州)、US、スイス、スペイン、香港から参加していました。朝9時から16時までひたすら英語の日々。12年前に同時通訳つきで日本からグループ参加したことがある教員が3人いましたが、12年前とはずいぶん内容が変化して、CFAM/CFIMの説明が少なく、多くの部分がIBMとTMに割かれ、これでもか、というくらいのクリニカルセッションを用いた議論でした。英語の壁はかなりのものだったと思いますが、そこはさすが会員のみなさま、日本語でしっかり勉強された上に実践経験もありますので、言葉の壁はあっても、内容はしっかりキャッチされたようです。解説のために行ったような小林でしたが、あまり活用されなかった?(笑)印象です。小林は5回目の参加(ワールドチャンピオンです)で、一部セッションの中で聞き取れない個所もありましたが、参加者のやり取りを含め、これほど理解しやすく、議論に参加できたのは、初めてで、とても楽しい5日間でした。詳細についてはまた他の参加者からの感想をアップします。来年度も同じ時期に開催されたら、またグループ参加を検討しますので、参加希望の方はぜひご準備下さい。
(小林奈美)

10年度講演予定更新しました! 2010年04月17日 23時48分

新年度がスタートして、気がつけばもう葉桜になり・・・というのは私だけでしょうか。2008年3月に発足した当会も、3年目に入り、これからが活動の正念場となりそうです。今年度も全国各地からお招き頂き、私たち「家族システムケア」の輪を広げる機会を頂いていることは大変貴重で有難いことです。お近くの皆様、ぜひご参加ください。また自分たちで研修会を企画したいという皆さま、まずはご相談ください。

5月2日‐9日までカナダカルガリー大学でしばらく中断していたエクスターンシップが再開されます。暫定的なプログラムを見ると、CFAM/CFIMはもちろん、IBM, TMも織り交ぜられ、今まで定番だったショッピングの時間さえない(笑)、素晴らしく濃厚なプログラムになっています。家族システムケア研究会では、公募はしませんでしたが、代表を含む8人の会員が参加します。みなさま報告をお楽しみに!!

【北里大学大学院 小林ゼミレポート】
3月で抄読会を閉鎖しましたが、この4月から、とりあえず3人の博士課程のみなさまが、博士の学位取得を目指して私のゼミで研究をスタートさせました。時折、状況報告します。
大学院受験希望の皆様、今年度も秋と冬の2回入学試験を実施しますので、詳細はお問い合わせ下さい。
(小林奈美)

抄読会終了&ページ削除のお知らせ 2010年03月18日 00時35分

本日、昨年9月から半年にわたり、継続してきた文献抄読会を終了しました。今日は小林が担当でしたが、ライト博士が2月に来日した際、「ぜひ、読んで」とおっしゃったOne Question Questionに関するJFNに掲載されたDuhmel博士らの文献でした。筆者の所属しているモントリオール大学には今やカナダで唯一になったFNUと同じ教育システムがありますが、そこで実践されたOQQに対する家族の答えとセミナーに参加したナースに対するOQQの答えについてそれぞれ内容分析し、結果を単純に比較したというものでしたが、家族の答えには「自分たち家族が問題だ」とか「要求の多い家族だ」という内容は含まれないのに、ナースの答えは「要求の多い・対応困難な」家族への対応法を知りたいというものが非常に多いということでした。これは、日本でも同じ印象があります。結論として、看護教育の中で家族理論や家族看護に関する文献はから多く学んでいても、実践にどのように応用するか、という点においてはまだまだ開発の余地があるということでしょう。限られた時間の中で、OQQをうまく活用することは、あらゆる看護領域で有用だろうということでした。・・・納得。
これで抄読会は終了し、今後はクローズドの小林ゼミへ変更します。2週間に1回のペースにする予定です。参加希望者は北里大学研究生として受け入れることになりますので、小林までお問い合わせ下さい。ちなみに、北里大学の研究生は、学外の場合、1年間で入学金40万円+40万で計80万円です。本学出身者は入学金は免除になります。(小林奈美)

ステップアップセミナー1&2報告 2010年03月18日 00時34分

3月13-14日北里大学白金キャンパスでステップアップセミナーⅠ&Ⅱが開催されました。体調不良などでのキャンセルのため、少し人数が減りましたが、ステップアップセミナーⅠは14名、Ⅱは11名、北は青森、南は鹿児島から参加して下さいました。今回は看護師1年目からCNSを目指している方、大ベテランの看護師さん、また、病院所属の臨床心理士の方にも参加いただき、広がりと深みのあるセミナーとなりました。ステップアップセミナーⅠでは、世代間連鎖のあるアルコール依存症の家族と、がんで余命半年と宣告されたステップファミリーの模擬家族を作り、家族の苦悩について考えました。家族の歴史があっての今であり、自分たちが見えていなかったことを知り、考えた時間でした。Ⅱでは、Ⅰの模擬家族に対し家族面接を行いました。小林先生の家族面接を実際にライブで見る事が出来、家族から苦悩に関わる様々な反応、感情が引き出されて、整理される様子にただただ圧巻でした。同時に家族面接の難しさを痛感しました。その後のリフレクションでは、カルガリー式家族看護モデルの施療的会話を解説していただき、“ハッとする”多くの気づきがありました。新人からベテランまで、現場に戻って生かせるヒントがたくさん得られたのではないかと思います。2日間お疲れ様でした&ありがとうございました。少し先ですが8月には初のhow to teachセミナー、10月にはフォローアップセミナーを予定しております。また皆様とお会いできることを楽しみにしております。(田久保)

満員御礼 2010年02月27日 01時41分

3月13日‐14日に開催を予定しております家族システムケアステップアップセミナーは、3月5日の締切を待たずに定員に達しましたので、参加申込を終了致しました。参加して下さる皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております。今回も遠く大分、鹿児島、京都から、また東京からも参加して頂きます。職種も看護師、訪問看護師、臨床心理士、大学院生、教員、保健師など幅広く、今からグループワークが楽しみです。今回、参加頂けなかった皆さまも、次回8月は教育者向けのアカデミックセミナーになりますが、10月にはまた新しい試みを計画中です。ご期待下さい!!(小林奈美)

ライト博士講演レポート 2010年02月17日 23時58分

1月上旬に急遽開催が決定した本セミナーですが、この日のために青森、京都、島根、鹿児島など全国各地の会員が集まりました。私はライト先生のお話を聴くのは昨年1月(鹿児島大学)、昨年6月(国際家族看護学会in アイスランド)に続き今回が3回目ですが、毎回毎回新たな発見と癒しがあります。午前のセミナーでは用意して下さった講義資料の説明にとどまらず、冒頭にCFAM/CFIMに関するお話も聞け、病と苦悩、ビリーフ、癒し、スピリチュアリティなどについてよりわかりやすくお話頂きました。今回初めて聞くお話も随所にちりばめられており、先生が常に実践・研究・教育をつなげて活動されておられるのを目の当たりにしました。

午後は参加者が各自用意した“one question question”に対してライト先生が丁寧にお答えくださいました。私も自分がかねてから課題と考えていることについて質問したところ、ライト先生ご自身がかつて受けたアドバイスのお話を交えてお答えいただき、言葉にならない感動とリフレクションの機会を得ました。ライト先生はどんな場面でも私たちをはっとさせるリフレクションや癒しを与えてくださいますが、今回もその連続でした。あっという間に終了時刻となり、「こんな近くでライト先生のお話が聞けるなんて!」「ちょっと無理したけど、やっぱり来てよかった!」といった嬉しい感想を聞きながら、本セミナーは終了しました。ライト先生、本当にありがとうございました!そして、セミナー開催に向けての調整全般や当日は私たちの拙い英語力を温かくサポートして下さった小林代表に心から感謝!!です。

来年6月は京都で国際家族看護学会も開催されます。会員の皆様、日本からの発信に向けて頑張りましょう! (相星香)
 3月13日―14日の家族システムケアステップアップセミナーですが、2日目の残席が少なくなっております。参加希望の方はお早目にお申し込み下さい。

連絡先・アクセス

252-0329 

神奈川県相模原市南区北里2-1-1

北里大学大学院看護学研究科 

家族看護学Ⅰ

 

最寄駅よりバス約20分
小田急線:相模大野駅
JR線 :相模原駅、古淵駅