会員の活動報告 2011

ライト博士招聘 第4回特別セミナーのご案内 2011年11月26日 16時55分

 2012年1月29日(日)、北里大学相模原キャンパスにおいて、カルガリー大学名誉教授であるライト博士による第4回特別セミナーを開催します。今回はライブ家族インタビューを予定しております。とても貴重な機会ですので、是非ご参加下さい。詳細は研修会のご案内のページをご覧下さい。

川崎市訪問看護養成講習会&ステップアップセミナーⅠ・Ⅱ報告 2011年11月26日 16時34分

川崎市訪問看護養成講習会「家族看護」報告

 10月6日(木)、川崎市看護協会主催の訪問看護師養成講習会プログラムの一部である「家族看護」の講義に事務局の山岸と田久保が行ってきました。昨年は小林先生が講師を務めたプログラムです。今年は2人で9:30~16:30という1日の講義に挑戦しました。参加者は18名でした。2人足せば体は小林先生の○倍ですが、家族看護の学習は1/○という状況です。グループワークのファシリテータは何度も経験していますが、問題は講義とグループワークの講評です。休日返上で講義の準備をしたつもりが、当日スライドが欠けていることに気付き、冷や汗が…。小林先生からは“ボケと突っ込み”の名コンビになると勇気づけられて送りだされたものの、微妙な笑いしかとれず、まだまだ修行が足りないようです。それでも、私の講義では、山岸さん曰く、小林先生が降臨していたそうです。繰り返し同じ講義を聞くことで、身に付くことの大きさも実感しました。午前中はライト先生のDVDに助けられながら、CFAM/CFIMの講義を行い、午後は「家族アセスメントPartⅠ」から、脳梗塞と診断され、在宅療養生活を始めたさつま家の事例についてのグループワークを行いました。仲良くスポーツクラブに通っていた夫婦に病がもたらした苦悩について参加者全員が真剣に考えていました。また、結婚40年の夫婦に43歳の1人娘、この3年間に何があったのかなど、妄想をふくらませながら、同じ事例であっても、様々な背景が追加されていました。最後の感想では、実際にどのように関わればよいのかという意見がいくつかきかれました。介入についての説明が不足していたことに気付きました。終了後、主催者側より「熱意が伝わりました。来年も是非!」という温かいお言葉をいただきました。今後もコンビを解消することなく、さらなるステップアップを目指したいと決意した次第です。(田久保)

 

第7回ステップアップセミナーⅠ、第6回ステップアップセミナーⅡ報告

 10月8日と9日、ステップアップセミナーⅠ&Ⅱを北里大学相模原キャンパスで開催しました。今回は、福島県看護協会主催の研修会参加者の中からの招待2名を含む、セミナーⅠは16名、セミナーⅡは15名の参加でした。1日目のグループワークでは、3つのグループにわかれ模擬家族をつくり、「若年性認知症と診断された父親の代わりに1人で家族を支えようとする母親と助けになりたい大学生の娘」「乳がんと診断され治療に臨もうとする妻と妻の病気が受け入れられない夫」「夫への末期がんの告知をするべきか苦悩する年下の妻」の苦悩の場面を描きました。家族を設定するなかで、東日本大震災で被災した母親を福島から引き取って同居しているという、今そしてこれから家族との関わりのなかで見落とすことのできないことを福島からの参加があったおかげで再認識できたことでした。

2日目は、3家族の面接に、それぞれ3人のクリニシャンが挑戦しました。クリニシャンをそっちのけで言い合う夫婦や思わず涙があふれる場面など、家族役の迫真の演技に、本物の家族とお会いしているような緊張感さえありました。小林先生の解説で面接を振り返りましたが、やはり面接目的の焦点化、そのタイミングを計ることの難しさを感じました。 私も今回クリニシャンを体験しましたが、面接途中で話の流れを組み立てようと考え始めていました。「全身全霊で話を聞くこと」のためにこれからも学んでいきたいと思います。(山岸)

 

連絡先・アクセス

252-0329 

神奈川県相模原市南区北里2-1-1

北里大学大学院看護学研究科 

家族看護学Ⅰ

 

最寄駅よりバス約20分
小田急線:相模大野駅
JR線 :相模原駅、古淵駅