会員の活動報告 2011

第10回国際家族看護学会・日本家族看護学会第18回学術集会報告 2011年07月02日 16時07分

その1「国際的なグループワークで家族をつくりました」

 6月24日のプレカンファレンスでは、小林代表が「Group learning on CFAM/CFIM: Making a drama of family suffering」を開催しました。日本における家族劇を用いたCFAM/CFIMの教育手法の紹介の後、カナダ、スイス、タイ、中国、日本から参加した27名と模擬家族を作成しました。私はタイの大学院生が半数参加しているグループに参加しました。子どもの数、経済的背景など普段のセミナーとは異なる設定が次々にされていきました。認知症がテーマでしたが、タイでは家族の介護は、一番下の娘が行うのが一般的だそうです。英語とタイ語と日本語が入り混じってのグループワークでしたが、ジェノグラム・エコマップは言葉を超えて、図として共通の理解が出来る強力なツールであることを改めて感じました。

 

その2「家族システムケアを広めました」

 6月25日の国内学会のランチョンセミナーは「家族システムケアのモデルと実践」というテーマで小林代表が務めました。国内における家族システムケアの学習と実践を深めていくための本やDVD、そしてこの研究会の紹介がありました。この日に間に合うようにと、小林代表が寝る時間を削って作成した、DVD「ファミリーナーシング」6巻~8巻、Beliefs and Illnessの翻訳本、家族アセスメントPartⅡも発売されました。当日は特別ゲストとしてリーヘイ博士が壇上に上がり、DVDの解説をして下さいました。300個用意したお弁当と資料もあっという間に無くなり、大盛況でした。お手伝いいただいた学術集会事務局の方々ありがとうございました。共に家族システムケアを学ぶ人が増えてくれることを願っています。

 

その3「祝 受賞!」

 6月26日、2011 Innovative Contribution to Family Nursing: New Scholar Awardを小林代表が受賞しました(拍手!!)。プレゼンターのベル博士が、温かく、そして力強く今までの数々の業績を紹介し、会場からも驚きの声があがっていました。 New Awardですので、世界的にも、最初に認められたことになります。このような先生の下で家族看護を学べることに参加していた会員一同大変光栄に感じておりました。

(田久保)

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北里大学大学院看護学研究科 

家族看護学Ⅰ

 

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