早いもので2012年も暮れますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。久々にまとめてUPです。来年も2月9日にライト博士の講演を企画しました!ぜひ皆さまお誘い合わせの上、ご参加下さい!今年一年のご愛顧に感謝しつつ、先行き不安の強い昨今ですが、来年が少しでも明るく発展の年になりますように…。(代表:小林奈美)
日本訪問看護財団 在宅緩和ケア研修報告
10月7日東京、10月14日大阪、12月8日名古屋の3会場において、小林代表が講師を務めた、『在宅緩和ケア家族ケア・グリーフケア』の研修会が開催されました。この研修は日本財団助成事業の一つで、今回が初めての企画だそうです。40名~100名の参加がありました。午前は、家族や地域といったつながりで考えるグリーフケアについて、カルガリー式家族看護モデルのCFAM/CFIM、イルネスビリーフ・モデル、トリニティモデルの講義を通して学習しました。問いや助言が介入に結びつくことを再認識し、訪問看護の中で実践できるグリーフケアがあることに気づきました。午後は、模擬事例を使ってのグループワークでした。いつもとは異なり、苦悩する二者を訪問看護師と家族という設定で行いました。普段、訪問に行っても会えない家族(見えない家族)の苦悩がとても良く考えられた物語が発表されていました。訪問看護で培われるアセスメント力の表れだと感じました。今後、地域の中で、訪問看護の皆さんを中心にグリーフケアが広がるっていくような力を感じました。(蔦沢)
アドバンストセミナーⅡ「Illness Beliefs Model」報告
12月17日(土)北里大学相模原キャンパスにおいて、アドバンストセミナーⅡ「Illness Beliefs Model」が開催されました。「Illness Beliefs Model」は、カルガリー式家族看護モデルの核心とも言われ、面接の会話の流れそのものであり、家族自身が持続可能な行動の変化や問題の解決を目指していくものであるため、アドバンストセミナーとして、ステップアップセミナーⅠ、Ⅱを受講し、さらに上級実践者を目指すセミナーとして位置づけられています。
午前中は、小林代表より以下の内容について理論的基盤を踏まえた講義、午後は、テキストである「実践力を高める家族アセスメントPart Ⅰ」 173 ~ 191頁 に掲載されている「子どもを望むセックスレスの夫婦との初回面接」の約90 分の面接場面のDVDを視聴しました。クリニシャン(小林代表)の生み出す会話の流れ、家族自身から引き出される気づき、家族のビリーフ、日常生活の中での行動の変化を起こす素地がつくられていく様子、目が離せない90分でした。私達には、前もって、テキストから家族とクリニシャンのビリーフを挙げておくという宿題がありました。日頃から「ビリーフ」という言葉を使うようになっていためか、「これは夫婦についてのビリーフだ」「ここは子どもについてのビリーフ」とテキストに印をつけていきました。しかし、重要なその問題の核心となるビリーフにはたどり着けていなかったことに気が付き、分かったつもりになっていたビリーフについて再度学びなおす必要を感じました。また、看護職として自分自身の持つビリーフを日頃のコミュニケーションを振り返りリフレクションすることを心がけようと思いました。上級実践者のセミナーを受講したからとはいえ、高い山の麓に立てたのか?というところです。息切れしないためにも、少しづつ進んでいることを確認しつつ、重要なことには何度も戻りながら、来年も続けていくつもりです。(山岸)
鹿児島県看護協会研修報告
12月22日(土)鹿児島県看護協会において、小林代表が講師を務めた「家族看護」の研修会が開催されました。毎年行われている研修で、今回は4回目だそうです。180名を超える参加者がありました。ジェノグラム・エコマップを書き上げるスピードがとても早いことに驚きました!毎年の学習効果なのでしょうか、“継続は力なり”と感じた場面でした。午後は、グループワークを行いました。ファシリテーターはナカノ訪問看護ステーションの元スタッフ、現スタッフと蔦沢で担当しました。植屋先生、森先生、福元先生、上村先生からファシリテーターの役割も勉強させていただきました。円環コミュニケーションパターンについて、いかに解りやすい説明ができるかというのを私自身の課題としています。そう簡単には課題達成というわけにはいかないのですが・・・。参加者の皆さんに質問をしていただくことで、教え方について勉強させていただきました。一歩一歩成長できるように頑張りたいと思います。(蔦沢)