5月1日~6日、小林代表と一緒にインドネシア大学を訪問してきました。右の写真は、東ジャカルタ地区の村で、インドネシア大学の看護学生と60代女性の家庭訪問に同行させてもらったものです。最初は自分の病気の状態について話をしていましたが、「今、もっとも辛いことはなんですか」との小林先生の問いに、治療にかかるお金のことや、2人の息子のこと、特に交通事故の後体調を崩して家にいる息子さんのことを話し始めました。途中涙を流しながら語っていました。国は違ってもリフレクティブクエスチョンの持つ力、家族の苦悩は一緒でした。看護学生さんも皆真剣に女性の話を聞いていて、看護は苦悩を和らげることが出来るという小林先生の言葉に目をキラキラさせていました。
家族システムケア1巻4号発刊しました。
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3月17日(土)北里大学看護学部において超入門となるプレリミナリーセミナーを開催しました。今回は在宅・地域、小児・母性領域の方を対象としました。もちろん、家族看護に領域があるわけではありませんが…。4月から看護師になる方を含め11名の方が参加しました。午前中は、カルガリー式家族アセスメントの講義と研究会の学習システムの紹介、午後は領域ごとに分かれて、家族アセスメントPartⅠに掲載されている在宅療養をしている4歳の松之助くんの事例を用いたグループワークを行いました。同じ事例でも視点は随分と違っていました。参加者からは、グループワークは苦手だけど楽しかった、家族の見方が広がったなどの感想をいただきました。
今回のセミナーは、実は…、チーフアドバイザー認定の実技試験でもありました。今までの学ぶ立場とは違い、このセミナーを通して何を学んでほしいのかなど、頭を巡らせながら考えてはいたのですが、終わってみれば反省点ばかりでした。終了後の課題レポートを提出し、チーフアドバイザーの認定はいただくことができましたが、初級レベル終了で嬉しいというよりも、新たな課題が山積という感じです。このHPの雪山のように険しい道のりですが、未来のメンター、チーフアドバイザー候補者と一緒に歩んでいきたいと思います。(田久保)