訪問看護は、ひとりの利用者さんとご家族に十分に時間をかけることができると
言われることがありますが、時間内に終わらせなくてはいけないケアに追われること
も多いのが現実です。
先日、奥さんと息子さんが介護をされているお宅に訪問しました。
几帳面で責任感の強い奥さんとおおらかで度胸のある息子さん。
ご家族が管理をする処置が沢山あるのですが、上手に分担して介護をされていました。
お二人の良さが組み合わさって、介護がうまくできていることを伝えたところ、
日々の介護の様子や支え合いなど、自ら話をしてくださいました。
家族の強みをほめることで、家族アセスメントにつながる情報が得られました。
処置の準備やケアの最中に、帰りの玄関先、と限られた時間での家族との会話に
こうした技術を効果的に使えるようになりたいと思いました。(蔦沢)