去る10月9日、10日に行いました。プレリミナリーセミナーは小林以外のメンバーが講師を務める初めてのセミナーです。当初、予定していたメンバーが数カ月前に交代というハプニングもありましたが、そこは実力派の2人、見事に乗り切ってくれました。小林の磯野家バージョンに加えて、田久保&山岸のさくら家バージョンが加わりました。フォローアップセミナーは2人のメンバーがクリニシャンに挑戦してくれました。見るとやるとは大違い。Executive skillが強調される理由、みなさんきっと体感されたと思います。雨の中参加して下さったみなさん、ほんとうにありがとうございました。(小林奈美)
【プレリミナリーセミナー報告】
10月9日(土)、大雨の中、第1回プレリミナリーセミナーを開催しました。今回のセミナーはカルガリー式家族看護の紹介を兼ねた超入門編の内容で、講師も小林代表ではなく、メンバーの田久保と山岸で担当しました。小児、成人、地域の領域から11名の方が参加して下さいました。午前中は研究会活動の紹介とCFAMについての講義、午後は事例を用いてジェノグラム、エコマップ、円環パターンの書き方のグループワークを行いました。少人数のグループでしたので、どのグループも和気あいあいと意見を交わしながらワークに取り組んでいました。全く同じ事例を用いても完成したものは違いがあり、興味深かったです。また、間違えやすい点、自分自身の理解の不足していた点なども知ることが出来ました。初めて「講師」にチャレンジするので、眠れぬ日々を過ごしていましたが、参加者の皆様から良い感想を聞くことが出来てホッとしています。また、共に10,000時間の道を歩んでいく仲間が増えて、とても嬉しく思っています。(田久保)
【フォローアップセミナー報告】
10月10日(日)、第1回フォローアップセミナーを行いました。面接技術の向上のために8名が参加しました。2つのグループに分かれ、午前中は模擬家族を作り、午後は、2名の方がクリニシャン役として、模擬家族への面接を行い、面接終了後は、小林代表がコメントしながら面接のふり返りを行いました。
「働き盛りの一家の大黒柱がALSと診断され、行き先の不安を持つ家族」と「薬物や虐待の問題を含んだ高校生の妊娠、出産に直面した世間体を重視する家族」が出来上がりました。面接の場面は、それぞれALSと診断された夫と妻、相手が誰かわからない子を出産した高校生の母親と祖母という設定でした。いざ面接が始まると、冷や汗が出るばかりで、焦りと緊張のあまり…。「家族の苦悩を描くと悲劇になるけれど、クリニシャンが入ると喜劇になる。」(by小林代表)という状況でした。挨拶や相手の様子を気遣う声かけなど普段からの心がけが必要であること、構造化された質問やアセスメントの難しさ、絶え間ない努力の必要性を痛感した1日となりました。今回、クリニシャン役に挑戦したお二方、本当にありがとうございました。次回は私がぜひ体験してみたいと思います。(山岸)